折り畳み式コントラバスに関しては他にもいくつか製品がありますが、写真のようにキチンとコントラバスの形を保ったままというものは少ないように思います。
箱の形状が特殊なものであったりして、そもそもコントラバスとは違う楽器になってしまっていると思ったりしたものです。
以前、海外の記事でコントラバスの大きな響胴部分を利用してネックを本体の中に収納できるといったものを見たこともありますが、裏板にふたがあってぱかっとあいてしまっては演奏するときにはそこから振動が逃げてしまうのでは？と疑問があります。
この記事では『オリエンテ』シリーズのヒガシ絃楽器製作所の開発したネックが外せるコントラバスについてご紹介します。
ネックは取り外し自由！ほぞにはめこんでネジで固定するだけ！
本体内部の大きなネックブロック。そこに金属のレールが取り付けられています。
ネック側には雌型の金属がついており、スライドして設置することで簡単にネックの取り付けができます。
レールには楔のようにほぞがつけられていて、ネックが弦に引っ張られても簡単には外れません。
あとは専用のネジでネックの底を固定するだけ！道具もなく手で作業できるのはいいです。
専用ケース
ネックと本体は別々に収納していきます。
厚みはありますが、チェロケースよりも高さが低くなります。
オリエンテオリジナル『折り畳み式コントラバス』
コントラバスは全長１８０ｃｍ～２００ｃｍでネックの長さは７０ｃｍ以上もあるため、これが取り外せるだけでだいぶ小さくなったように感じます。
駒を立てたり、弦を張ったりするのにある程度の技術は必要ですが、お車でコントラバスを運ぶという方には一つ、面白い選択肢となるのではないでしょうか😊
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